ピカピカリンクは、救急など緊急時で患者の同意が得られない場合や、診療時間外で患者登録手続ができない場合であっても、開示施設の診察券番号(患者ID)が分かれば、救急医療に必要な範囲で、一時的に、その開示施設における当該患者の診療情報を閲覧することができるEMS(Emergency Medical Service)機能を備えています。

現在のEMS機能の難点は、開示施設の診察券が手元になければ、EMSが発動できない点です。

開示施設の診察券が手元になくても、ピカピカリンクの画面上で受診歴のある開示施設の患者IDが把握でき、EMSが発動できるよう機能強化を行えば、県民への適切な救急医療の提供に資することになると考えられます。

そこで、ピカピカリンクでは、令和元年9月11日に開催された佐賀県診療情報地域連携システム協議会(令和元年度第2回)で審議を行い、ID-Linkにより提供されている次の2つの機能を採用することを決定しました。

① 各開示施設の全患者の属性情報をID-Linkセンターにアップロードする機能
② 一括で名寄せ操作を実行することができる機能

これにより、開示施設の診察券が手元になくても、ピカピカリンクの画面上で受診歴のある開示施設の患者IDが把握でき、EMSが発動できることになります。

ピカピカリンクでは、今後、上記①の機能に対応した開示施設の拡大を推進していきます。